諸谷万衣子が10月31日〜11月2日京都に来日します。 MSS Kyoto 2026 (MSIコンセプト 上肢特別編) お申し込みページはこちら
About FAQ 皆さんのお声 スタッフブログ English Speakers Login

【リアル患者日記】スタッフである私が坐骨神経痛になる⑤ 〜京都でMSIの評価を受ける〜

 

実はその週末、京都でNexus Motion大阪による実技講習が開催される予定でした。

私はまだ日本のMSIチームの先生方に直接お会いしたことがなく、
半年ほど前から、Nexus Motion 大阪の小橋先生には

「京都開催の時はぜひ遊びに来てください」

と声を掛けていただいていました。

もともとは挨拶だけのつもりでした。
しかも当日は肩のセミナーですし、腰のことで相談して良いものか…

何より、「さすがにその頃には治っているだろう」と、どこか楽観的に考えていたのです。

しかし現実は違いました。

ブロック注射で一度は楽になったものの、翌日にはまた痛みが戻り、座ることも歩くこともつらい状態。

そんな様子を気にかけてくださっていた諸谷先生から、

「いや、皆に診てもらって!」

と背中を押していただき、勇気を出して小橋先生へメールを送りました。

小橋先生からはすぐに返信が来ました。

ダイコンさん

ご相談ありがとうございます。
強い痛みが続いておられるようですね。

とても心配です。
ベッドもございますので、ぜひ状態を確認させていただければと思います。
他のスタッフもおりますので、一緒に相談しながら評価させていただきます。

13時15分頃から40分ほど時間を準備いたします。

 

なんてお優しい……。

先生方との初対面が、元気なスタッフではなく坐骨神経痛に苦しむ患者としてだったのは少し複雑でしたが、それでも診ていただけることになりました。

当日、雨が降りしきる中、自宅から1時間ほどかけて京都へ向かいました。
痛みで歩幅は小さく、足を引きずるようにして、なんとか会場へたどり着きました。

恐る恐る扉を開けると、そこには先生方と受講者の皆さんがいました。

先生方の第一印象は、とても穏やか。

もっと「セミナー講師」というと、テンション高く盛り上げるようなイメージを勝手に持っていたのですが、皆さん本当に穏やかで自然体。

「ダイコンさん!やっとお会いできました!」

と橋口先生や森岡先生をはじめとした周りにいた先生方が温かく迎えてくださり、昼休みという限られた時間にもかかわらず、ごく自然に私を輪の中へ迎え入れてくださいました。

「じゃあ診てみましょうか。」

と評価が始まりました。

開始早々、小橋先生から思いがけない一言。

「ダイコンさん、腰がグラグラですね。5年前と一緒です。」

……5年前?

思い出しました。実は私は5年前にも腰痛を経験していました。

当時はまだNexus Motionとは何の関わりもなく、知り合いだった諸谷先生に依頼され、ウェビナーで偶然サーマン先生の被験者として評価を受けていたことがあったのです。(すっかり忘れていました…)

小橋先生はその時の動画まで見返してくださっていました。

ダイコンさんのこと、僕、覚えてるんですよ。今回メールをいただいて、当時の動画を見直しました。」

そんなところまで見てくださっていたことに驚きました。

そして少しいたずらっぽく笑いながら、

「なので僕から見ると、なるべくしてなったなって思いました(笑)」

と言われました。 

評価では、

「立ってみてください。」
「こうすると楽になりますか?」
「これは痛いですか?」
「今度は四つん這いになってみましょう。」

と一つ一つ丁寧に確認されていきます。

(その間、斉藤先生が「後で諸谷先生に送っておきます」と動画を撮られてました)

壁の方を向いていたので先生方の表情は見えませんでしたが、

「右ですね。右が少し高いですね。」

そんな会話が後ろから聞こえてきました。

仰向け、うつ伏せ、四つん這いと評価が続き、
途中、

「右手で体を支えたまま、左手を前へ出してみてください」

と言われました。

すると腰がぐにゃっと崩れたのが、自分でも分かりました。

「今度は右手にしっかり力を入れて、もう一回。」

今度はスッと手が前に出ました。

約30分の評価が終わり、そのまま昼休みも終了。
先生方は午後のセミナーへ戻られました。

そして、不思議なことが起きました。

痛みが引いていたのです。

ゼロではないですが、家を出てからずっと立ちっぱなし、歩きっぱなしで痛みはピークだったはずなのに、明らかに楽になっていました。

なんで……?

何か特別なことをしてもらった感覚もありません。

不思議に思って近くにいらっしゃった渡邉先生に聞いてみました。

「なぜ痛みが引いたのですか?何かをやっているようには感じなかったのですが」

すると渡邉先生は、

「えっとですね、この動画を見ていただくと分かりやすいのですが……」

と説明してくださいました。

次回:評価だけでなぜ痛みが変わったのか。先生方が見ていた『動きのエラー』


今回ご登場いただいた先生方(登場順)
橋口先生
兵庫/ 理学療法士

森岡先生
岡山/ 理学療法士/アスレチックトレーナー
ふじい整形外科

小橋先生
滋賀/ 理学療法士/Nexus Motion 大阪 支部長
ながやま整形外科

斉藤先生
大阪/理学療法士
佐野記念病院 リハビリテーション科

渡邉先生(京都府) 
京都/ 理学療法士/プロボクサー
株式会社STRAIGHT 代表取締役

坂谷先生
愛知/ 理学療法士/Nexus Motion 名古屋 支部長
ゆりクリニック名古屋東
KIZUカイロプラクティック


シリーズの流れはこちらから

     ① 発端
       ② 1回目の評価(Zoom)からの悪化
     ③ 整形外科受診「完治は難しい」と言われた
     ④ ペインクリニックでブロック注射を打たれる
✅   ⑤MSIの評価を受ける
     ⑥評価だけでなぜ痛みが変わったのか。先生が見ていた『動きのエラー』
        ⑦ 最後に。地味だけど、本物だと思えた理由


ダイコン(Nexus Motion アシスタント)
Nexus Motion の運営およびコンテンツ制作をサポートし、諸谷先生や専門家の思考・発信を間近で支えているアシスタント。過去のまとめ記事はこちらから →Blog Index

Close

50% Complete

Movement System Monthly

アメリカで活躍しているPTから毎月フレッシュな臨床のヒントが得られます!まずは、無料の配信をお楽しみください。