Nexus Motion に入ったばかりの頃(...といっても最近ですが)、
諸谷先生の会話に何度も 「“わしゆー”ではね……」 というのがあり。
内心 (……わしゆー? )
Wash You? 洗うの?
と頭の中に「?」が並んでいた私です。
正解はワシントン大学(Washington University in St. Louis)の愛称 “WashU(ウォッシュ・ユー)” のこと。調べてみると実はWashUは、U.S. News & World Reportの理学療法大学院ランキングで全米第1位に評価されている名門校でした。
そして諸谷先生も同校の大学院卒です。
そんな前置きはさておき。
次月のマンスリーセミナーが そのWashUのSylvia Lin 教授と聞き、「あれ?」と思いました。
過去コンテンツ整理の際、Lin先生(当時は Czuppon 先生)のACLの講義を扱った記憶があったからです。
そして、マンスリーメンバーの小幡先生からいただいたコメントを思い出しました。
「前十字靭帯(ACL)断裂術後の患者さんを担当する機会のある方、アスリートのリハビリやトレーニング指導を担当している方にとてもおすすめです。 ACL断裂術後、どのように運動療法を進めて、どういった基準でスポーツ復帰をしていけば良いかを具体的に分かりやすく学べます。次の日の臨床から実践できます。 引用している論文の多さからもSylvia先生がACLオタクであることが分かります!笑 今まで受けたACL関連の講義でもっとも充実した講義でした。」
「ACLのオタク」…!世界にはそんな分野のプロフェッショナルがいるんだと、強く印象に残っていました。
もう少しLin先生を知りたくて、3年前のインタビュー動画を視聴してみました。
そこで先生ご自身が語っていたエピソードがとても興味深かったので、少しご紹介します。
▶ 諸谷先生によるインタビュー動画
https://www.youtube.com/watch?v=0y7lQy8MxNM
動画の中のLin先生は「頼れるアネキ」(もちろん、最大限の敬意を込めてです!)
動画の中の先生は、とても気さくで、でもテキパキと話される、頼れるアネキのような雰囲気の方でした。
さて、今更ですが……。 ふと気になったことがあったので、勇気を出して正直に書いてみます。
サイトを運営する立場として聞くのも恥ずかしいのですが、
「Nexus Motionって、一体何のための場所なんだろう?」と。
私が諸谷先生のお手伝いを始めたのは、ほんの数ヶ月前。
それまでは、私も皆さんと同じ「外側にいた人間」でした。 (というか理学療法士でもないので、更に外側です…)
年末年始、過去の膨大なコンテンツを整理する中で、「ここには、確かな何かがある」ということは肌で感じていましたが、それが具体的に誰の何を解決するものなのか、整理しきれていない自分がいました。
そこで改めて、サイトの「About (理念)」を読み返してみたんです。
理念を読み解いて気づいたのは、ここは諸谷先生を囲むための場所というよりも、
「臨床に悩むPT達が悩みを共有し、解決策を見つけるためのハブ」なのかなということでした。
理念にある「MSI」と「繋がり」という2つの核。
それは、単なるお題目ではなく、以下のような「実利」を指しています。
先日、「学会で新しい出会いがあるのが楽しみ!」と話す諸谷先生を見ていて確信したのは、
先生は「新しい誰かの力になること、自分がもっと成長できること」に、何よりの喜びを感じる方だということです。
だからこそ、この場所を単なる諸谷先生をはじめとする講師陣を「憧れの先生を眺める場」ではなく、むしろ、諸谷先生は皆さんの臨床をアップデートするために、先生の知識や人脈を「利用」してほしいのかなと感じました。
ここへ辿り着く方の多くは、何らかの悩みを抱えておられるのではないでしょうか。
もし何も悩みがなかったら、わざわざこの場所を探し当てることはないと思うんです。
迷っている方へ:入口は沢山あります
正直に言えば、いきなりマンスリーメンバーに登録するのは、私でも勇気が要ります。(諸谷先生、すみません!)
過去のコンテンツが多すぎて、どこから手をつけ...
Instagram にも投稿していますが、2月のサーマン先生によるウェビナーが無事に終了しました。
質疑応答もかなりあり、時間を大幅にオーバーするほどの熱気でした。
そして実は私は心の中でサーマン先生と諸谷先生に謝っています。すみません。
「使い回し」だと思って、ごめんなさい
私は理学療法士ではないので、講義の専門的な内容はほぼ、いや殆ど分かりません。
ただ、システム登録のために事前に諸谷先生から資料(ハンドアウト)をいただいて、中身をちらっと拝見していました。
その時、不謹慎ながらこう思ってしまったのです。
「あれ? この資料、前に見たことあるような……」と。
サーマン先生は御年88歳。
失礼ながら
「これだけの大御所なら、同じテーマなら内容も使い回しされるよね。自分だったら絶対そうしちゃうし……」
と勝手に思っておりました。
諸谷先生からもいつも「どの先生の講義も、何度聞いても学びがある」
とも聞いていたけど果たして本当かなと。
でも講義が終わる頃。参加者の先生たちの感想を聞いて、自分の考えが間違っていたことを実感しました。
サーマン先生は今でも最新の文献や論文を読み込み、常に自らの理論をアップデートされているのですね。
理学療法士ではない私にも響いた「なぜ?」
特に印象的だったのは、諸谷先生がいつも大切にされている
「MSIは常に『なぜ?』を追求しなければいけない」という言葉の意味でした。
サーマン先生が
「心臓が悪ければ、皆『なぜ心臓病になったのか?』とその原因を考えるでしょう? 理学療法士も同じです。『悪いところを治す』ことだけにフォーカスせず、その原因となる動きの追求に飛び込んでほしいのです」
の言葉を聞いた時、専門外の私でも「あ、そういうことか!」と、
理解が進んだ気がしました。
諸谷先生の「どの先生の講義も、何度聞いても学びがある」というのはこういうことだったのかと。
結局、言えなかったメッセージ
実はこのことをぜひウェビナー中にチャットへ投稿したかったのですが……。
「アシスタントの私が...
さて、前回のブログでは、サーマン先生と諸谷先生の関係について書かせていただきました。
MSIの概念を体系化し、60年以上にわたり研究・教育を続けてこられたのが
サーマン先生(Shirley Sahrmann)です。
「レジェンド」とも呼ばれる存在の60年に対し、諸谷先生の20数年。
アシスタントを始めた頃は、単純に数字だけを見ると、「まだ途中…?」と感じていたこともありました。
けれど先日、
Nexus Motion の英語圏向けの Learn Movement System のウェビナーで諸谷先生が講師を務められている場に、
サーマン先生が“傍聴者”として参加されている様子を拝見しました。
画面越しに見えたサーマン先生の表情は、
私の個人的な印象ではありますが、
諸谷先生をどこか誇らしげで、静かに見守るようなものに感じられました。
時折席を外される場面もあり...
そこにはもう「心配」という空気は感じられませんでした。
最近はサーマン先生はウェビナー中に意見を求められても
「Maiko は暇だから皆Maikoに質問しなさい」と冗談交じりに言われることもあるそうで、
諸谷先生が
「暇じゃないです!」と即座に返されるのだとか。
そのやり取りを聞きながら、
諸谷先生はもう「学ぶだけの立場」ではなく、
思想を受け継ぎ、次へとつなげていく段階に入っておられるのだと感じました。
日本における MSI の担い手の一人として、
その流れがまた次世代へと続いていけばと思っています。
そんなサーマン先生が、
2月23日(月・祝)のムーブメント・システム・マンスリーに
「神経筋活性化パターンの重要性」というテーマで登壇されます。
サーマン先生と諸谷先生のやり取りを生で聞ける機会は、
そう多くはないかもしれません。
お時間の合う方は、HPトップページよりご確認ください。
ダイコン(Nexus Motion アシスタント)
Nexus Motion の運営およびコンテンツ制作をサポートし、諸谷先生や専門家の思考・発信を間近で支えているアシスタント。
さて、理学療法士ではない私は、Nexus Motion のお手伝いをするまで、サーマン先生のことを全く知りませんでした。
※サーマン(Shirley Sahrmann)先生は、運動病理学的モデル(MSI)の創始者として、世界中の理学療法士に多大な影響を与えてきた存在です。60年以上にわたる臨床経験の中で、「理学療法士は運動系の専門家として、運動を診断・分類する立場であるべき」という理念を貫き、運動系機能障害症候群(MSI症候群)の考え方を体系化されました。
「黄色と青の教科書の著者」と聞けばピンと来る方も多いかもしれません。
実は最近、ワシントン大学の公式サイトでも、サーマン先生の歩みが紹介されていました。
理学療法士ではない私が読んでも、
「なぜMSIという概念がこれほど長く世界中の臨床家に影響を与え続けているのか」が、少し分かる気がしました。
▶ ワシントン大学による紹介記事はこちら
(Google 翻訳で日本語で読むこともできます)
https://withyou.washu.edu/profile/dr-shirley-sahrmann/
※ちなみに諸谷先生によると、この取材の際は一日中ご自宅でさまざまな場所を移動しながら撮影が行われ、「大変だったのよ」とサーマン先生が笑いながら話されていたとのことです。
なお、記事の中でサーマン先生が手にされている骨模型は、諸谷先生から贈られたものだと伺いました。
そんなサーマン先生を私が初めて拝見したのは、昨年度に諸谷先生とワシントン大学教授陣による定期 Zoom ミーティングに、オブザーバーとして参加させていただいた時でした。
印象的だったのは、私が勝手に抱いていた「偉大な名誉教授」というイメージとはまったく違っていたということです。
88歳とは思えないエネルギーと、ユーモアたっぷりの明るさ。
威圧感はまったくなく、どこか大好きな親戚のおばあちゃんのような温かさを感じました(もちろん最大限の敬意を込めてです)。
ここ数か月、諸谷先生とサーマン先生のやり取りを少し離れたところから見させていただく中で、私が印象的に感じているのは、お二人の関係性です。
サーマン先生は諸谷先生を時に叱咤激励しながらも、「Maiko, Maiko,」と本当に頼りにされているのだなと感じます。
先日、諸谷先生...
先日のニュースレターから諸谷先生よりアナウンスもありましたが、Nexus Motion の過去コンテンツが一気に公開されました。
約3か月前から、諸谷先生と定期的に確認を重ねながら、
黙々と動画を見返し、資料を開き、ひとつ、またひとつと整理していく作業。
想像していた以上のボリュームでしたが、作業を進めれば進めるほど、
ある感情が積み重なっていきました。
「……これ、本当にこの値段でいいのかな」
中身を知っているからこそ、背景を見てきたからこそ。
どうしても、その点が引っかかってしまったのです。
そして私は、少し勇気を出して、そのままの気持ちを諸谷先生に伝えてみました。
「このコンテンツ、もっと値段を上げてもいいと思います」
返ってきた答えは「No」 でした。
あまりにも迷いのない即答でした。
理由を伺うと、諸谷先生はこうおっしゃっていました。
「日本では、もっと安い金額で他のウェビナーを国内で受講できるところがたくさんあることを私は知っている。 日本の理学療法士の先生方にとって$40という値段は決して安くないんです。でも、コンテンツを作るには当然コストもかかる。だからそのギリギリを考えた結果が$40 なんです」と。
多くの人に知ってもらいたいから、できるだけ価格の部分でハードルを高くしたくない。だからむしろもっと安く提供したい思いもあるけど…と葛藤され続けて出された結論だそうです。
諸谷先生はいつも、
「このコンテンツは、皆さんが支払うだけの価値を本当に提供できているだろうか」という問いを、自分自身に投げ続けているそうです。
先生の思考の中心にあるのは、
「MSI(運動機能障害症候群)の本質を、
日本の先生方が自分の臨床に取り入れやすい形で伝えること」。
MSIを知っていただきたい。
もし自分に合わなければ、それでもいい。
でもまずは知ってもらい、
いつかどこかで、ご自身の臨床に小さなヒントとして残ってくれたら——
そんな思いがあるように感じました。
なぜ、各コンテンツが $40 なのか。
その背景にある考え方を、少しでも感じていただけたら嬉しいです。
もし「どれから見ればいいか迷うな」と感じた方は、
いまご自身の臨床で一番気になっているテーマから、気軽に覗いてみてください。
過去コンテンツは、以下の一覧ページからご覧いただけます。
▶︎ 過去コンテン...
こんにちは。アシスタントのダイコンです。
先日、Nexus Motion の業務そのものではないのですが、久しぶりに諸谷先生とお会いする機会がありました。
先生は相変わらずチャーミングで、明るくエネルギッシュ。
一応「お仕事」という位置づけではあったものの、仕事なのかどうか分からなくなるほど、終始楽しいひとときでした。
諸谷先生が日本に帰国されると、毎回のように
「諸谷先生に会いたい!」という声があちこちから上がるようで、
今回も短い滞在期間の中で、予定が詰まり、お仕事をこなしながら大忙しだったようです。
(後日、「ちょっと食べ過ぎました…」という連絡もありました)
そんな帰国中の様子は、諸谷先生ご本人の Instagram からもご覧いただけます。
ぜひチェックしてみてください。
諸谷先生 Instagram:@maikomorotani
Nexus Motion Instagram:@nexusmotion
今年は Nexus Motion としても、Instagram を通じた情報発信に、力を入れていきたいと考えています。
日本で日々臨床に向き合っている理学療法士・医療従事者の皆さん、
学生を指導されている教育者の皆さん、
そして、これからの医療を担っていく学生の皆さんへ。
毎月、臨床にすぐ活かせるヒントや視点をお届けしたい。
そして、テクノロジーを活用し、場所に縛られることなく学び、情報交換ができる場をつくりたい。
そんな思いを軸に、Nexus Motion はこれからも前に進んでいきます。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。
ダイコン(Nexus Motion アシスタント)
Nexus Motion の運営およびコンテンツ制作をサポートし、諸谷先生や専門家の思考・発信を間近で支えているアシスタント。
明けましておめでとうございます。
Nexus Motion アシスタントのダイコンです。
本年度もNexus Motion をよろしくお願いいたします。
新年のご挨拶とあわせて、今日はちょっとした予告です。
現在、Nexus Motion の過去コンテンツ整理プロジェクトが、水面下で進行中です。
このプロジェクトのきっかけは、諸谷先生の
「忙しすぎて、過去コンテンツが全然整理できてなくて……」
という一言でした。
「私、やります!」
と、正直なところわりと軽い気持ちで手を挙げたのですが——
いざ始めてみると、これがなかなかの大仕事。
2019年1月から、諸谷先生が一度も休むことなく続けてこられた
ムーブメント・システム・マンスリー。
その膨大なコンテンツを一つひとつ確認しながら、
諸谷先生と相談しつつ、カテゴリ分けや整理を進めています。
「これは大変だ……」と思う一方で、
それだけ Nexus Motion が積み重ねてきた歴史の厚みも、日々実感しています。
Nexus Motion 自体は、今年で設立11年目。
改めて振り返ると、本当に長く、そして濃い活動を続けてこられたんだなあと感じます。
そんな過去コンテンツが、近日中にオープン予定です。
という方に、ぴったりの形になっています。
Nexus Motion の大きな魅力は、
海外トップ講師の最新セミナーを、日本語訳付きで学べること。
サーマン先生をはじめ、
ワシントン大学の教授陣や各分野の専門家など、
これまで本当に多くの先生方が
ムーブメント・システム・マンスリーに登壇されてきました。
本来ならアメリカまで行って受けるような講義を、
日本で、しかも自宅のパソコンやスマホで視聴できるというのも Nexus Motionの魅力です。
準備が整い次第、また改めてご案内します。
どうぞ、もうしばらくお待ちください。
ダイコン(Nexus Motion アシスタント)
Nexus Motion の運営およびコンテンツ制作をサポートし、諸谷先生や専門家の思考・発信を間近で支えているアシスタント。
こんにちは。
アシスタントのダイコン?です。
年末になり、年賀状を書きながら、ふと思いました。
(我が家は古風なので、今も年賀状を続けています)
年賀状でやり取りしている人の多くは、
実はLINEやSNSでもつながっています。
それでもこの時期になると毎年、
「ああ、今年も会わなかったな……」
と思い浮かぶ人ばかりです。
それでも、SNSで懐かしい人の近況を目にすると、
不思議と「つながっている気がする」瞬間があります。
直接会っていなくても、元気そうだなと分かるだけで、
少し安心したり、ほっとしたり。
一方で、久しぶりに誰かと話すと、
「ああ、やっぱり人と話すっていいな」
と、年の終わりだからこそ強く感じます。
諸谷先生の
「私はもっと患者さんと話がしたいーーーー!」
「マンスリーメンバー達と話してる時が一番楽しい!」
という言葉を聞くたびに、
人は結局、成果や効率よりも、
誰かと関わることを求めているのだなと思います。
頻繁に会えなくても、
年に一度、顔を思い浮かべるだけでも、
つながりは続いていくのかもしれません。
年の瀬に、少ししみじみとしてしまいました。
🌱 ここから、ちょっと嬉しいお知らせです。
年始、新しい一年のはじまりに、諸谷先生が一時帰国されます。
1月度のムーブメント・システム・マンスリーは、
1月12日(月・祝)オンサイト(@さいたま市)+オンラインのハイブリッド開催となります。
オンサイトは定員に達しましたが(キャンセル待ちは可能です)、オンラインでも、諸谷先生といつもより近い距離でつながれる時間になりそうです。
新しい一年のスタートに、
背中をそっと押してもらえるようなひとときを、
ぜひご一緒できたら嬉しいです。
それでは皆さま、どうぞ良いお年を。
来年度も Nexus Motion をよろしくお願いいたします。